夏から９月頃迄は忙しい日々が続きましたが、１０月から閑になって来たので、この
２ヵ月間は"クージネ・アルカンシェール"の原型製作が進展しました。進捗状況等は
随時「赤とんぼワークス」のblogで報告していました。

"クージネ・アルカンシェール"の原型は10月21日に機首のラジエターグリルが出来まし
たが、同機のエンジンカウリングの表面に有る多数のルーバーは特徴の一つで目立つ所
なので、適当に片付ける訳には行きません。羽板(はいた)と呼ばれる細長い開口部を
エンジンカウリングの表面に等間隔で平行に並べなくてはならず、色々な方法を考えまし
たが、結局コトブキヤのメッシュプレートをレジンで型取りしてカウリング表面に貼り
付けました。仕上げ工程に入る為にカウリングを切り離しました。胴体が前後二分割では
ラインが不連続になるので、前部胴体と後部胴体を張り合わせ一体で整形します。

　水平尾翼、スパッツ等の他、小部品が一通り仕上がったので、11月23日の夜にシリコン型取り
翌日には部品注型に取り掛かりました。未だ胴体と主翼が残っていますが、取り敢えず最初の
ステップは通過しました。去る12月1日(土)､2日(日)に開催されたJMC合同展示会の前に機首の
エンジンカウリングの注型に掛りました。
　ラジエターグリルの形状が決まらないとエンジンカウリングが出来ず、エンジンカウリングが
決まらないと胴体が出来ません。機首のカウリングを芯にすれば左右のカウリングの原型を作れ
るので、やっと主翼の工作に掛かれます。