2月7日(日)に幕張メッセ国際展示場で開催された「ワンダーフェスティバル2010[冬]」にディーラー参加しました。「赤とんぼワークス」
の新作キットは、コンコルド開発の為に製作された空力試験機"BAC221超音速実験機"です。BAC.221の実機は全幅7.62m、全長17.54mなので
同時代のデルタ翼戦闘機、ミラージュIII、サーブ・ドラケン等と同程度の大きさです。1/72スケールなら全幅10.58cm、全長24.36mになり
ますが、脚が長く背が高いので大きく見えます。

　昨年夏は新作キットが間に合わず、今から約１０年位前に出したソンダースローSR-A1 水上戦闘機の再版でお茶を濁しましたが、今回は年末
年始を殆ど引き篭もりで過ごしてBAC.221の原型と格闘したお陰で連休中に原型が仕上がりました。１月中は量産に専念出来たのでワンダー
フェスティバル迄に約３０本分の部品を注型出来ました。大きさの割に部品点数が少ないので販売価格￥３，０００は割高かと思いましたが、
￥２，０００では安過ぎ、かと言って中途半端な値付けにすると、つり銭を用意しなくてはなりません。販売価格￥３，０００ならワンフェスの
相場でしょう。

　ワンダーフェスティバルの参加手続きは前日の土曜日に済ませたので、イベント当日は搬入開始時間の午前６時から直ちにブース設営に取り掛か
りました。昨年はイギリスとフランスで撮った実機写真も出品しましたが、一般のお客様には売れなかったので、今回の売り物はガレージキット
だけでした。新作キット"BAC221超音速実験機"は約３０本持ち込み、午前中に半数程売れました。新作がイギリス試作機なので、2003年冬から
売り出した旧製品"ブリストルT-188"も再生産しました。"BAC221"と"ブリストルT-188"の作例をツーショットで展示し、相乗効果で旧作の
T-188も売れました。午後から売れ行きが鈍りましたが"BAC221"の売り上げ個数は２０数本、今までと殆ど同数なので、やはり常連の皆様が購入
された様です。午後４時を回るとお客様は殆ど寄り付きませんが、今回は終了間際の午後４時半頃まで客足が途絶えませんでした。

　責任者は卓から長時間離れられず、イベント全体の状況が分かりません。ワンダーフェスティバル2010[冬]のレポートはネットに上がっていま
すが、紹介されているのはキャラクター系のディーラーばかりです。

ワンフェス2010冬、開催！　開場/ディーラーダッシュを物理的に遮断
http://akiba.kakaku.com/event/1002/07/230000.php

ワンダーフェスティバル 2010[冬]開幕、全記事一覧まとめ
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100207_wf2010_w_matome/

スケールモデルの情報を探した所、航空機モデルは「飛行機プラモ根性」様のwebサイトに上がっていました。
http://www.geocities.jp/puramoyamaguchi/wf2010w/index.html

　ワンフェス当日「赤とんぼワークス」卓に、イカロス出版とモデルアートが取材に来ましたが、拙卓が掲載されるか否かは編集者のサジ加減次第
です。2006年にモデルグラフィックス誌にワンフェスのスケールモデルのレポートが掲載されましたが、読者が知りたい情報は参加各ディーラーの
新製品なのに拘わらず誌面に載った製品の半数は旧製品、会場内のスケールモデルを扱うディーラー卓が集中したブロックの一部を素通りしただけ
記事はイベントに遊びに行き友人と遭った事を書いただけ、殆どレポートの体をなさない単なる日記でした。人事異動等の会社の都合で担当者が替
わり、スケールモデルに詳しい人が居なくなった為の様で、イカロス出版とモデルアートならまともな記事が載るでしょう。

2010年夏のワンダーフェスティバルは、7月25日(日曜)に幕張メッセで開催されます。新作キットは近日中に告知します。。